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LIAISON BLOG

話し方教室「人前でのスピーチのコツ」最終回

ここまで3回に渡りスピーチのコツについてお伝えしてきましたが、そもそもスピーチの成功って何でしょう?
話し手である「私自身」の採点の基準は、恐らくあがらずに話せたとか、覚えた原稿を詰まらずに最後まで話せた…などではないでしょうか。
でも私は正直「緊張してもいい!」と思っています。それに、緊張は意外と聞いている人には伝わっていないものです。

もちろん、堂々と雄弁に、時に笑いも取りながら余裕で喋っている人を見ると、「凄いな~」「上手いな~」と
感心します。
ただ、時としてまとまりのない話で、何が言いたいのかよく分からない。「早く終わらないかな」「この人の話、長いな~」と思ったこと、皆さんはありませんか?

結論から言うと、スピーチの「成功」か否かを決めるのは話す「わたし」ではなく、相手=「聞き手」だということです。
たとえ言葉に詰まって、覚えていた原稿が飛んでしまい空白の時間ができてしまったとしても、それは失敗ではありません。饒舌に語れば良いというものではないのです。

人に何かを伝えるとき、最も大切なのは、あなた自身が本当に伝えたいことは何かを最初にしっかり考えて、あなたにしかできない話をすることです。
そうして聞いている人を引きつけることができたらなら、それこそが「成功」。

 “話はテクニックだけじゃない、心で伝えるもの” 

実は、プロであっても私も生身の人間、日によってコンディションに微妙な差があります。
「今日はスラスラと言葉も出てきて調子が良いな…」という日と、反対に「今日は噛むし、何だか調子がイマイチだなあ」という日があります。
でも、後者のようなときに「吉原さんの司会、聞いてて感動しました! 私たちの気持ち、全部伝えてくれて、涙が出そうでした…。」なんて言っていただくのです。
司会者としてはこの上ない讃美です。
だから、そういう時にも「評価するのは私ではなく、聞き手やお客様」ということを改めて実感するのです。

繰り返しますが、スピーチの成功か否かを決めるのは「私」ではなく「聞き手」です。
これから先、スピーチの機会がめぐってきたなら、「どれだけ上手に」ではなく、「どれだけ自分の思いを届けられるか」ということを一番に考え臨んで欲しいと思っています。

大丈夫、 努力すれば話し方は必ず上達します!

最後にもうひとつ、成功のためには十分な準備も不可欠です。「何とかなるだろう」ではなく、十分な準備をして臨んでくださいね。

先日、金山川沿いの花壇で見つけました。ラベンダーのような、違うような…。

<ノウハウ>

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