新入社員フォローアップ研修「1本のタスキの重み」
この春晴れて社会人デビューした新入社員の方たちも約4ヶ月が経ち、職場の雰囲気にも慣れ、できることも少しずつ増えている頃ではないでしょうか。7、8月は、その新入社員の皆さんのフォローアップ研修の時期。「皆、頑張ってるかな‥」と成長した姿を想像しながら、私も再会を楽しみにしています。
話は変わりますが、先日、地元北九州のある企業の50周年の祝賀会(感謝祭)の司会をさせていただきました。実は40周年のときも司会をおまかせいただいたので、私にとっても大変有難い光栄なご依頼でした。
その中で、女性の社長様が、50年の歩みを駅伝にたとえ、「先人たちがつないできたバトンを、これからは、私たち社員で100年先につないでいく‥」というお話をされました。
創業者の方たちも、このご様子をきっと誇らしく思いながらご覧なっているに違いない‥。勝手ながら、私はそんなふうにも思いました。
50年も、一日一日の積み重ね
そして、そのお話を聞きながら、私は日々の仕事もまったく同じだと思いました。会社組織に属していると、ひとつの仕事でたくさんの部署が関わってきます。企画、営業、販売‥というふうに。日々やっている仕事はまったく違うけれど、会社が掲げるゴールに向かって、いくつもの部署の間でタスキがつながれ製品が完成する‥。
日々つながれていくタスキも、先代たちがつないできたタスキも同じのように思いました。
今は、日々の仕事にやりがいを見出せないという若者が少なくない中で、新入社員たちにどんなメッセージを贈ればいいのかを、私はいつも考えています。
会社の中でも一人ひとりに皆役割があります。その会社に入ったからにはタスキを受け取った人には、次の人にタスキを渡す責任もあります。
漫然とただこなすような仕事では、やりがいや手応え、喜びは得られません。でも、タスキをつなぐように、一生懸命になって心をこめてやっていると、きっと何かが変わり、見える世界が変わってくると思うのです。
今ちょうどパリ五輪も開催されていますが、団体競技を見ると組織の中の“私たち”と重ね合わせて見てしまうことがあります。ついでながら、一生懸命な姿というのは、人の心を打ちますね。
これから大変なことも良いことも、色んなことを経験していかれると思うけれど、私の研修の何かひとつでも心に残すことでできていれば、これほど嬉しいことはありません。
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