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LIAISON BLOG

「~してください」は、目上の人やお客様には使ってはダメなの、ご存じですか。

「お掛けになってお待ちください」や、「少々お待ちください」、「ご確認ください」など、日常的に耳にする「〇〇してください」という表現、目上の人やお客様には使ってはいけないこと、ご存じでしょうか。「ください」は「くださる」の命令形なので、相手が目上の人やお客様であれば、「~してくださいませんか」や「~してくださいますようお願いします」、或いは、取り次ぎのように日々繰り返されるものであれば「お待ちくださいませ」という言い方も良いでしょう。

先日、仕事の帰りに寄った福岡市内の美術館でのこと。ヘッドホンの音声ガイドを借りて展覧会を見て回ったあと、私はそのままショップコーナーの方に進み店に入りました。そのときは、ヘッドホンは外して手に持っていましたが、リモコンのようなあの黒いキカイは首からぶら下げたままでした。そのうち、返却コーナーみたいなものがあるだろうなと、思いながら‥。
そして、ポストカードを2枚持ってレジに並ぶと、女性店員から思いがけない一言‥。ショップの入口のところに置いてある「返却ボックス」の方を指差しながら、「次回からは、必ずあちらのボックスに返却してください。」私はその店員が指差す方を見て、、「あれは、気づかんわ!」と、心の中でつぶやきました。因みに、人の出入りもありますし、目線より低いところに置いてあるアノ箱に気づかないまま店に入る人は、きっと私だけではないだろうと思いました。

マスクをしていて表情は分かりませんが、「返却してください」の命令形に加え、「必ず」というオマケまでついていて、この店員さんは、これを言われた客が、どういう気持ちになるのかを想像できないのかと、思いました。
ついでながら、あの場面なら、「ヘッドホン(音声ガイド)、いただきますね」の一言では、ダメだったのかと思います。

何だか最近特に、「言葉の使い方が、なんて下手なんだろう」と、思うことが少なくありません。敬語はビジネスではもちろん、人と人との関わりの中で、なくてはならない大切なものです。でも、本当に大切なのは、正しいか正しくないかということ以上に、それを言われたときに「相手がどう感じるか」です。

オンライン社会の今こそ、センスある言葉を磨いて

オンライン社会の今の時代だからこそ、対面でのコミュニケーションの大切さを再確認するのはもちろん、これからを担う人たちには、センスある言葉や心の通ったコミュニケーションを磨いて欲しいと思います。微力ながら私も使命感をもって、これからもそのことを伝え続けていこうと思っています。

最後に、今回の展覧会を見て、画家やアーティストたちは自身の作品を通して、反戦、反核、LGBTQ‥世の中にたくさんのメッセージを発信しているんだということを改めて実感しました。とても有意義でした。

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