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LIAISON BLOG

その「大丈夫」、ホントに大丈夫?

相手先とアポイントを取るときなど、「〇月〇日は大丈夫ですか。」、「はい、大丈夫です。」このようなやり取りは、日常的にあると思います。しかし、本来は「〇月〇日(のご予定)は、いかがですか。」、或いは「いかがでしょうか。」と尋ねて、「はい、問題ありません。」と言うのが正しいのだと思います。ただ、前者を「それは、間違いです!」と、言い切ってしまうのは少々乱暴な気もします。正直なところ、私も「はい。大丈夫です!」と、元気良く言っていることが少なくありません。

ところで、先日、某文具店に行ったときのこと。分からないことがあったので、すぐそばで作業をしている店員さんに、「すみません。○○は、どこにありますか。」と聞くと、「ここです。」と一言。教えてもらったところを見ていると、更に分からないことが出てきたので、「すみません、○○は‥」と再び尋ねると、「メーカーによって、違います。」と、一言。「そうなのか」と思って見ていると、またまた疑問が湧いてきたので、私はもう一度その店員さんに尋ねました。そして、最後に「何度もすみません。」と言うと、その店員さんは、それまでと同じ調子で淡々と「いえ、大丈夫です。」と、おっしゃいました。

大切なのは、「相手が、どう感じるか」

同じ「大丈夫」でも、、そして、たとえ用法として間違っていたとしても、「いえいえ、全然大丈夫ですよ! また何かあったら、いつでも聞いてくださいね。」なんて言われれば、こちらも「ご親切に、ありがとうございます」が言えるし、感じの良い店員さんだわと思って、その店のファンになるに違いないと思うのです。

一生続く、言葉の勉強

敬語や言葉遣いは、用法として正しいか、正しくないかより、それを言われた時に「相手がどう感じるか」がとても重要です。そして、何より、「ご利用くださったお客様に、気持ち良く帰っていただく」というのは、接客の基本と言っていいでしょう。

最近特に若者の‥(いや、若者に限ったことではないかも)、言葉の未熟さやコミュニケーション力の低下が言われていますが、中でも接客業や対人業務にあたる人は、専門的な知識や技術の習得とは別に、やはり、言葉の勉強も必要なのではないかと、私は強く感じています。
私自身、「この言い方でよかっただろうか。真意はきちんと伝わっただろうか」と、後から考えることがあります。この仕事を続ける以上、いえ、生きていく以上、言葉の勉強は私自身一生続いていくように思います。

ついでながら、最近頻繁に耳にする、「レジ袋は、大丈夫ですか。」「はい、大丈夫です。」、「お水は大丈夫ですか。」「はい、大丈夫です。」が、もしも癖になっているとしたら、今日から半分くらいに減らしていきましょう。

 

 

<コラム>

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