経済誌「東経ビジネス 2023春号」にリエゾンが紹介されました
これまで周年や竣工など、地元を代表する企業の様々な集まりの司会に携わらせていただいたことは、私にとって大変大きな喜びであり、誇りである。
このたび、東京経済様が年2回発刊する「東経ビジネス2023春号」に、弊社リエゾンの企業パーティーの記事を紹介いただきました。
企業それぞれの歴史とストーリーを知る
周年や竣工などの企業パーティーの司会のご依頼をいただいて、私が最初にすることは、その会社のことを「知る」ことである。
今はホームページを観れば何をしている会社で、どう世の中に貢献し、これから何を目指していくのか、理念や展望を知ることができる。すると、どんな会社にもそれぞれに歴史があって、ストーリーがあることがよく分かる。
このようにして、その会社のことを知って司会をするのと、知らずに司会をするのでは、会の完成度や主催者の満足度、そこに集ったゲストの印象さえも、全く違ったものになると考えるからだ。
事前打ち合わせも主催者様との信頼関係を築く上でとても大切である。ある打合せでのこと。由来が全く想像できないアルファベット3文字の社名がずっと気になっていたので、私は打合せの最後に由来を尋ねてみた。すると、役員のお一人が、「吉原さん、よくぞ聞いてくれた。」とおっしゃって、「3文字」の社名の由来を聞かせてくださった。社名ひとつにも、創業者や代表者の思いが込められていることを再確認する出来事だった。
「司会」で会の印象は大きく変わる。 大切な集まりだからこそ、会場や式次、演出を選ぶように、司会もこだわって選んでいただきたい。
手前味噌ではあるけれど、このような司会スタイルを今日まで続けてきたことが、これまで多くの企業やお客様に、ご支持いただけた理由ではないかと思っている。
私の23年の司会人生にも数え切れないほどの出逢いと、歴史と、ストーリーがあったと、改めて思う。これからも、これまでの経験を存分に生かし、地元企業の歴史の1ページを彩るお手伝いを、ささやかながらさせていただきたいと願っている。
追伸。先日、世界的に活躍された坂本龍一さんが逝去されたが、生前のインタビューで坂本龍一さんがおっしゃっていたこんな一言が心に残った。「歳をとると、段々とヘタになっていく。それが味と言えば味なんでしょうが‥。」
ひとつのことを長年続けることで、経験や知識は増し、腕も磨かれていく。一方で、ある部分で、どうあがいても若い人には叶わなくなるものも出てくる。だから、その部分を埋めたり補っていくために、やはり鍛錬は一生続くのだと思う。