行橋商工会議所で新人研修を実施しました
5月8日、行橋商工会議所で新入社員と若手社員を対象にしたビジネスマナー研修を行いました。17社51名のたくさん方が受講くださり、とても嬉しく思います。行橋商工会議所の皆様にも、色々とお世話になりました。
研修は2時間でしたので、限られた時間の中で何を、どう伝えようか私なりに考えましたが、最初に伝えたのは、「なぜ、ビジネスマナーを身につけなければならいのか」、「なぜ、必要なのか」ということ。「こうするように言われているからする」のと、目的を理解してするのとでは、相手はもちろん、社員が仕事に向かう気持ちも全く違ってくるはずですから。
その後、「第一印象と声の印象の大切さ」、どんな業種・職種の人にも関わりの深い「敬語や言葉づかい」、最近特に苦手とする人が多い「電話応対」を中心に研修を進めました。もちろん、私自身の体験談もたくさん交えながら。
そして、最後は、私から受講くださった方たちへのエールも込めて、いくつかアドバイスをしました。そのうちのふたつを以下に紹介します。
まず、「メールやラインばかりに頼らず、自分の気持ちを声に出して伝えて欲しい」ということ。社会に出て必要なのは、やっぱり“話す言葉”のコミュニケーションです。「頭の中に思いはあるけれど、どう言葉にして伝えたらいいのか分からない」という人が、研修をしていても最近特に多いと感じます。コロナ禍の影響もあって、もしもラインやメールがコミュニケーションの中心になっているとしたら、ぜひ、声に出して伝えることを習慣にして欲しいと思います。そうしないと、いざというとき、自分の気持ちを自分の言葉で伝えられなくなってしまいます。
そして、もうひとつ。最初のうちは覚えなければならないことがたくさんあって大変だと思いますが、でも実務的なことというのはやってるうちに必ず身につきます。でも、仕事を覚え毎日同じことをやっていると、仕事がルーティンになって、こなすようになってしまうことがあります。仕事をこなすようになると、段々と楽しくなくなって、仕事がつまらなくなってしまいます。
会社によって売るもの、提供するものは様々です。でも、言われたことだけするのではなく、「こちらのお客様にはこう、あちらのお客様にはこう」、職場内においても相手のことを考えて、「こうしてあげたら相手はラクかな、喜んでもらえるかな‥」、そんなふうに一歩踏み込んだ仕事をすることで、喜んでもらったり感謝されます。すると、自分も嬉しくなって大変な中にも仕事の喜びや充足感を得ることができます。「一歩踏み込んだ仕事をしましょう」とか、「笑顔の応対をしましょう」などと言うと、何だか会社のため、お客さんのためと思う人がいるかも知れませんが、でも実は「自分のため」でもあるのです。
ルーティン―即ち、決まりごとや、やらなければならないこと、そうではないことをすることが、日々の豊かさにつながるのだと思います。
仕事は確かに大変なこともあるし、時には嫌になって投げ出したくなることもあるかも知れません。でも、これから社会に船出する皆さんには、大変な中にもやり甲斐や充足感、仕事の喜びを感じてもらいたいと願っています。
そんな思いで、研修の最後にこのことをお伝えしてきました。
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