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LIAISON BLOG

戸畑看護専門学校で学生に向け「言葉遣いや敬語」をテーマに講話を実施

3月11日、北九州市戸畑看護専門学校の1学年の学生たちに向け、言葉遣いや敬語など、「話す言葉の重要性」についてお話をさせていただきました。

これまでは企業やお店の方たちに研修をさせていただくのがほとんどでしたが、今回は学生が対象。「言葉の選び方」や、「相手に合わせた話し方」の重要性をどう伝えようか、「どんなふうに伝えれば、自分事として感じてもらえるだろうか」、何より、これから羽ばたいていく学生たちに向け、「今、私が伝えられることは何だろう」と、ご依頼をいただいた3ヶ月くらい前から、熟考を重ねてきました。

私にしか伝えられないことを

伝えたのは、まず言葉遣いや話し方というのは、社会で人と人とが関わり合い、良好な人間関係を築き、信頼を築いていくためにはとても重要なことなんだということ。そして、病院でも企業でも、従業員の接客態度や言葉遣いが、その企業やお店、病院のイメージに大きく影響するということ。そして、3つ目が、話し方で信頼されるためには、日ごろの過ごし方としてどういう点に気をつけていけば良いのか―。これらを、私の経験を交えながらお話ししました。

たった一言でイメージを悪くしたり、信用を無くさないために

因みに、ちょっと長くなりますが、そこで話した「私の経験談」をひとつだけ紹介します‥
父がまだ元気な時、私は近くの実家に、時々手料理を持って行ったり、実家で作ったりしていました。
今ごろの季節なら、店先に菜の花が並んでいるのを見て「あ、菜の花のお浸しなんか、お父さん喜ぶかな‥」なんて思ったものです。
すると、そんな私に父が「あんまり沢山作らんでくれよ。毎日同じもの食べんといけんくなる」って言うんです。
そう言われると、「折角、人が忙しい中、手料理食べさせてあげよう思って来たのに‥」ってなりますよね。もちろん言いませんが‥。
父は昔の人間で、私は父に褒められた記憶などほとんどありません。でも、本当は父が私をとても愛してくれていたことも、口ベタなことも、私はちゃんと分かっているつもり。何より、血のつながりがあるから、そんなことは数日もすればすっかり忘れて、またせっせと実家に通うのです。
でも、他人なら、そうはならないと思いませんか。きっと「もう、二度と作ってあげない」と思うのではないでしようか。

日々過ごしていると、「あの一言が‥」、「言葉の使い方が、なんて下手なんだろう‥」と思うことがあります。たった一言でイメージを悪くしたり、信用を失うことのないよう、若い人たちには、もっと言葉の大切さを知って欲しいと思うのです。

ただ私自身、どれだけ経験を積んでも、これで完璧ということはなくて、言葉の勉強というのは一生続くのだと感じています。今日の話が、学生の皆さんたちの何かちょっと良い刺激になって、言葉に対する意識が少しでも変わってくれたら嬉しいし、いつか「あの時、講師があんなこと言ってたな‥」と、思い出してもらえたら本望です。

生きる力をくれることば

今日は東日本大震災から10年。コロナも未だ収束の兆しが見えない状況で、辛抱の日々が続きますが、前に進む力、生きる力をくれるのも、やはり言葉と思います。
これから先、皆さんの優しい言葉によって、「心が安らいだ」「前向きになれた」「生きる力をもらった」、そんな人たちが周りにたくさん増えていくことを願っています。
これからもどうぞ頑張ってください。応援しています。

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3.11の朝焼け

<お仕事レポート、ビジネスマナー研修>

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