接遇研修・ビジネスマナー研修in東京
ボングルメ様の東京営業所に前回研修で伺ったのは約2年半前。今回は2度目でしたが、受講してくださった方たち
のお顔触れは前回と違い、入社してまだ半年くらいの新しい方たちばかりです。
お伝えしたいことはいつも山ほどあるのですが、今回は4時間という限られた時間でしたので優先順を決めて臨むことにしました。
まずは私がいつも真っ先にお伝えする「声の出し方」と「声の印象の大切さ」について。
私自身、司会の仕事を長くしているせいもありますが、声の印象の大切さは恐らく皆さんが思っている以上に大きいです。
特に若い方は、最近お声が小さいなと感じることが多いので、声の印象の大切さと、しっかりお腹から声を出す腹式呼吸のコツをお伝えすることにしました。
次に電話応対。
感じの良い応対のポイントはいくつかありますが、最も大切なのがやはり笑顔の応対。そして、ここでも声の出し方が大切になってきます。
電話だと顔が見えないので、つい気を抜いてしまいがちですが、電話の声は対面以上にその人の心の中を映し出します。
そして、これは対面での接客や応対にも言えることですが、聞かれたことだけに答えるのではダメで、「~しましょうか」「~ではいかがですか」と誘導・提案をすることがとても大切ですね。
「訊く」ことは一生懸命の表れです!!
その他、来客応対やお茶の出し方などをお伝えしてきましたが、仕事を進める上でやはり大切なのが「こうして差し上げたら喜んでもらえるかな」という、相手への心配りと思いやりです。
マニュアルをマスターしたからOKでは決してなく、そこから更に一歩踏み込んで、プラスαの声掛けや行動ができたら素晴らしいですね。
そして、もうひとつ付け加えるとすると、人前でのスピーチでも言えることですが、自信がないと私たちはつい小さな声になりがちですが、まずは大きな声で話すことを心掛けて欲しいと思います。もちろん、大きければ良いというわけではなく、優しさや温もりが感じられる声ですね。そういう声は、きっと相手にも喜ばれますし、好感を持たれます。
今は特に若い方の中には「人と話すのが苦手」「対面でのコミュニケーションが苦手」という方が少なくありませんが、そういう方たちにも普段からはっきりと、きちんとした発声で話すことを心掛けて欲しいと思います。そして、話すことが苦手という方ほど、メールやSNSばかりに頼らず、日頃からできるだけ声を出して人とコミュニケーションして欲しいと思います。
ちょっとしたプラスαの声掛けが、ためらわずできるようになるためにも、とても大切なことではないでしょうか。
今回受講してくださった方たちはとても前向きで、熱心に受講してくださいました。本当にありがとうございました。皆さんの益々の成長と活躍を願っています♥♥
そして、翌日は高校時代の友人と久しぶりの再会。皇居外苑から国会議事堂を散歩し、上野の老舗のトンカツ屋さんで舌鼓。そして、銀座でウインドウショッピング―。こんなに長い時間を過ごしたのは久しぶりで、本当に楽しいひと時でした。用意してくれていた数々のもてなしにも感謝です。
ありがとう。
写真は東京駅の駅舎。
充実した本当に有意義な東京ステイでした。