関心を持つだけで上達する
時々行く百貨店の立体駐車場に、笑顔が最高にステキなとても感じの良い誘導員の男性がいらっしゃいます。
買い物が終ったら皆さっさと帰りたいもの。でも、売り出しや催事のときは駐車場も混雑していて、出庫するのも一苦労。待合スペースは出庫待ちのお客様でいっぱいです。
そんなとき、ようやく自分の番号が呼ばれ「やれやれ」と、出庫口の方に行くと、その誘導員の男性が「お待たせしました。お忘れ物はございませんか。気をつけてお帰りくださいませ。」と、優しい笑顔と穏やかな口調で声掛けしてくださるんです。あんなふうに言われたら、それまでのイライラもどこかへ吹っ飛んでしまいます。こちらもつい釣られて、「ありがとうございま~す。ご苦労様~。」と言ってしまうほどです。恐るべし、笑顔の力。
それがここ数ヶ月、その方を見かけなくなり、「お辞めになったのかな‥」と少し寂しく思っていたのですが、先日、駐車場にいらっしゃったのです!! 「辞められてなかったんだ‥。」
私の番号が呼ばれ近づくと、その方は私の目を見て、以前と変わらない優しい口調で「またお越しくださいね。」とおっしゃいました。私は「はい‥。お久しぶりですね。」と、返しました。「えっ?!」と、男性は一瞬はっとしたような表情になったあと、「お客様とお話するのが楽しくて‥」と言うようなことをおっしゃいました。「笑顔がいつも最高です! ご苦労様。」と言って、私は車に乗り込みました。
ほんの数秒の短いやり取りですが、何だか温かい気持ちになりました。
今日から新年度スタート
さてさて、今日から新年度がスタートしました。今年も有難いことに新人研修に忙しい日々がしばらく続きますが、社会に船出する若者たちに、どんな言葉を掛けようかと今も考えています。
生きづらさを感じる世の中ですが、それでも社会に出たら、せめて外に出たときくらいはスマホの画面ではなく、もっともっと人や、人の振る舞い、人の言葉、周囲の景色‥に目を向けて、関心を持って欲しいと思うのです。大切なものを見落としたり、気づかぬままに通り過ぎてしまうことのないように。
言葉や語彙力も関心を持って過ごすだけで、私は上達すると思っています。
最近、特に若い人の中には「アタマの中にこう言うことが言いたい、というのはあるんだけど、言葉が出てこない。言葉にできない。」という人が少なくありません。そのようなことも、人の言葉や振る舞いに関心を持つことで少しずつ上達するのではないかと思っています。




